vol.3 始まりの試練

2018.10.10
 
「ここでしかできない、人をキレイにすること。」
そんな想いで生まれたのが、上川地方の“こだわりの食材で作った石けん”でした。
 
これは、夫の志水くんが唯一こだわっていたことだったのですが…
恥ずかしながら私たちは“上川地方”がどこからどこまでかを知らなかったのです。
 
このデジタルな時代に、まずは超アナログな地図を机いっぱいに広げ「上川地方」を調べる作業から開始しました。
 

 
生まれも育ちも北海道!
生粋の道産子で地元の事はなんでも知っている気でいたのですが…いざこの町には何があるんだろう?と追及すると、恥ずかしながら地元のことですらわからないことが多く、勉強の日々。
本当に一からのスタートを切り出したのです。
 
昨日まで病院勤めをしていた私には全くの未知の世界。
 
「へぇーこんな仕事もあるんだ〜♡あはは〜楽しい〜〜!」
…なんて思っていたのは束の間‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
 
スパルタな志水(もう呼び捨て 笑)に、目を丸くする日々が始まりました。
 
連日石けんの素材になるような“こだわりの食材”を求め、道の駅に通い特産品を調べる日々。引っ込み思案だと思っていた自分ですが、気付けば第一村人に声をかけて情報収集をする術まで身につけていました。
 
週の半分は美容師業をしている夫は店から動けないことも多く。
 
しみ:「いってらっしゃい、頼んだよー!」
 
と、 私を送り出すのです。
 
送り出された以上、手ぶらでは帰れない!
根っからの真面目気質が本領発揮です!
というのは、半分くらい本当ですが。。
共に乗った船が動き出してしまった以上、行動するしかなかったというのが、本音の本音です。

(その船が泥舟ではなかったことを祈りつつ)
ガムシャラに駆け抜けた毎日でした。
 
ある日、町で見かけた蜂蜜を追い、とある蜂蜜農家さんを突撃しました!
 

 
突然の訪問に目を丸くして驚いていた農家さん。
作業の手を止め、本当に本当にご丁寧に対応していただいたのですが…
「分けるほど作っていないのですみません。」とお断りされてしまいました。
 
そうですよね。
お話を聞いていただけただけでも感謝なのです。
本当にありがとございました!
冷静に…怪しいですよね?私。
 
大切につくられた食材を無名の石けんブランドに提供してくれる生産者を探すのは、そう簡単なことではありませんでした。こだわって作っているからこそ、生産量も少なく誰にでも使って欲しいわけではない…。
 
取り組みを始めた当初は、そんなお断りをされる状況が続き途方にくれる日の連続でしたが、不思議と投げ出したい気持ちはなく、ただただ一生懸命でした。
 
と、そんなガムシャラに想いを伝え続けたある日。ついに協力してくれる生産者の方が一人現れ始めたのです。
 

 
つづく☆
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