プロローグ

2017.8.21
 

「ここでしかできない人がキレイになること」を探求する

 
はじめまして。株式会社マーヴェラスの代表、志水です。
最近の若者世代がよく言う「好きなことをして生きていく」それは本当にできるのか?そんなお話です。
僕は32年前に北海道の稚内で生まれて5歳の時に父の転勤で旭川市に来ました。それからずっとこの土地で育って地域も人も大好きです。
仕事は夢だった美容師になりました。



せっかくやるのならば一流の美容師になろう!と思い、毎日練習をして美容師の全国大会で入賞しました。今まで何かに努力をして結果を出したのは初めてで、とても興奮したのを覚えています。しかし、次の日地元に帰ってきてもそのことを誰も知りません。あんなに考えて成果を出したのに、次の日には普通の日常が流れています。昨日までと同じステージにいるのが不思議でなりませんでした。
美容師は社会に依存する職業で、人から評価されてなんぼ、たくさんの人に評価されて初めて仕事になります。つまり誰も知らないってことは、ただの自己満足なのでは?若かったせいもあり、そう愕然と考えてしまいました。
どうして良いかわからなくなった僕は美容師の先輩に相談をします。
答えは「一流の美容師になりたかったら都会に行くしかないよ」でした。
何かがおかしいな?と思いました。
 
確かに、美容業の流行の発信はすべて都会からです。いつも僕らは都会まで勉強に行っていました。でも結局、都会も地方も同じようなことをやっているのに値段も評価のされ方も全然違うのです。僕は「都会の真似をしないでここでしかできないキレイになることをしたい」と思うようになりました。
そして僕は24歳の時に美容室マーヴェラスを開業します。
始めて経営した会社では化粧品やまつげのお店など【人がキレイになること】をやってみるのですが、美容室以外はことごとく失敗。あと一歩で廃業というところまで来ていました。
信じて任せていた右腕にも裏切られ、誰も信用することができないし、もうどうなっても良いと思っていました。
しかし、人生の宝物はどん底にありました。公私ともにパートナーとなってくれるエリナさん(今の奥さん)と出会ったのです。



彼女は敏感肌でも使える石けんを作りたいと考えていました。
僕はここでしかできないキレイを売りたいと考えていました。
そんな想いが混ざり合って「GOCHI SOAP」という上川地域の素材を使った敏感肌でも使える化粧石けんが誕生しました。
開業から8年、色々な人のおかげで僕らのお店は美容室と化粧品工場を併せたお店になりました。そこはお客さんが自分だけのシャンプーを作って髪をキレイに出来たり、敏感肌の人でも使えるこだわりの石けんを作っていたり。そんなお店は日本にひとつしかありません。
よく、「どれが本業なの?」と聞かれます。でも、それは人が勝手にカテゴリーに分けているだけで、僕は仕事を始めたときから「ここでしかできない人がキレイになること」を提供しています。
真面目に考えて仕事をしていると、たまに不思議なことが起こります。自分たちがやっているオンリーワンの仕事が都会でも認められ、色々な人や取材が来るようになりました。たくさんの繋がりが出来て、僕らの仕事を知ってもらうことができました。



2017年の3月、GOCHI SOAPのPRで訪れたアメリカ、ロサンゼルス日本領事公邸にて。ここから石鹸ロケットの物語が始まります。
 
 
~つづく~