ロケット実験 再び

2018.3.23
 
 
いよいよ2度目の打ち上げ日がやってきました。
ここ半年を思い返せばロケット燃料のことばかり。
 
この日用意したエンジンは2つ…。
仕上がりもよくかなり上手にできたなと思う【優等生号】、
若干形はいびつだが奇跡を起こしそうな【ミラクル号】
 
いつもの河川敷には僕らのチーム、「アワアワロケット」を含む20名くらいのオーディエンスとメディアの取材陣が集まりました。
関わってくれた皆さんの気持ちが詰まったロケットと燃料に期待が募ります。
 
まずは【優等生号】からセットオン。
 

 
発射台はいつものジンギスカン鍋。
さすが優等生、なんだか凛としておりますね。
 
カウントダウンで着火です。
「5.4.3.2.1…!」
 
 
「着火!!!」
 
おおおおおお~!!!
飛んだッッ!!
 

 
あれ?
 

 
あれれれれ。
 
しみ:「【優等生号】の記録は30センチの飛行でした!たった30センチかもしれないけれど、石けんの燃料でロケットが空中に浮いたんです!化粧品でロケットが飛んだ、これって世界初ですよ!!」
 
(空気を読んだオーディエンスの皆さんは歓声&まばらな拍手)
 
しみ「まだ【ミラクル号】が残っているよ」
 

 
しみ「よーし、今度こそやったるで。」
(この燃料は何かが起こりそうな予感がしたのです!)
「5.4.3.2.1…!着火!」
 

 
んんっ?(謎の煙…!)
 

 
あれれれれ~!
木っ端微塵に!
 

無残に残った尾翼の一部
 
やはり予感は的中。
破裂しない頑丈な紙も見つけないとな…。
結局、【ミラクル号】に奇跡は起こりませんでしたが、オーディエンスの皆さんは「これが世界を変えるロケットの第一号かもしれないから」と言ってバラバラに散った機体の一部を記念に持って帰っていました。
 
その焦げ臭い紙片にプレミアが付くように頑張ろう!僕はそんな気持ちでその日を終えたのです。
 
それから数日のことでした。
国連世界宇宙週間(World Space Week)のホームページに石けんでロケットが飛んだことが載ったのです。
(民間宇宙飛行士、山崎さんのチームが働きかけてくれました。)
 

 

 
飛距離はたった30センチ。
しかし今まで1ミリも浮かなかった石けん燃料ロケットが空に浮いたのです。
僕にとっては大きな大きな30センチ。それを世界に知ってもらえることは価値があると思います。
 
北海道はこれから冬がやってきます。ロケット燃料の課題はいくつか見つかったので、春までに力を蓄えてまた打ち上げることを決めたのです。
 

 
~つづく~