宇宙ロケット用石けん誕生!

2017.10.24
 

「安全そうだけど危険で、実は安全なもの」?

 

 
僕の友人に伊勢ファームの伊勢さんがいます。 彼は江丹別という日本一寒い土地で、牛乳からブルーチーズを作っています。 写真は『伊勢ファームの牛乳ソープ』に使用しているミルクを出す牛さんとツーショット。 僕らは創業がほぼ同時期だったこともあり、よく情報交換をしていました。
 
アメリカから帰ってきた翌日のこと。 僕と伊勢さんは行きつけの定食屋で食事をしていました。
 
そこで「今日はロンブーの淳が旭川に来ている!」というビックニュースを聞いたんです。 一般人が参加できるテレビ企画の収録で北海道に来ているようで、 場所は 【旭川市民文化会館】ここから10分で行けるところです。 「これは行くしかない」と本能で感じ、熱々のハンバーグ定食を急いで平げました。
 
会場に到着すると、予想以上の人だかりが。
「面白いネタがある人はこちらに並んでください!」とスタッフさん。
 
実は今回の企画にはテーマがあったのです。 「安全そうだけど危険で、実は安全なもの」をもって集合!というテーマ! (旭川市出身の芸能人に【安全地帯】がおりまして、 そのバンド名にちなんでいるそうです。)
 
ざっと見た限り50人以上は並んでいたはずです。 僕はドキドキしながらゴチソープを抱え、順番を待ちました。 30分は待ったと思います。
 

 
しみ「石けんでロケットをとばしたいんですよ!」
 
淳さん「えっ?宇宙好きなの?」
 
しみ「好きです!(先週から)」
 
しみ「燃える石けんを作って、それでロケットを」
 
淳さん「燃える石けんを見てみたい!このあと会社に行ってもいい?」
 
そんな流れで…本当にその夜、会社に芸能人が来てしまいました。


 
材料は燃料用のアルコール、消毒用のエタノール。急遽ドラッグストアで買って来ました。 熱したフライパンの上でゴチソープを粉々にしたものと混ぜ合わせ、液状になるまで加熱。 最後はシリコンの型に入れて着火用の麻紐をセット。
 
むむむ…安全と危険を感じるものが出来てしまいました。僕はその白くてふにふにした触感のモノに恐る恐る火をつけました。 
 
なんと!
 
ぼわーっと炎をゆっくり出しながら燃えているではありませんか! この瞬間、世界初の燃える石けんが誕生したのです。 燃えるけど泡立つ、これは不思議です。
 

 
 
早速、アメリカで会った民間宇宙飛行士の山崎さんに石けん燃料ができたことを報告しました。
 
しみ「石けんが燃えました!」
 
山崎さん「おお!素晴らしい!本当に作ってしまうとは!笑」
 
発案者の山崎さんを顧問に迎え、社内に宇宙石けん事業部という世界にここだけであろう部署が誕生しました。
※山崎さんは宇宙と名が付く事業なら顧問になってくれます。
 
6月の晴れた日に山崎さんと【植松電機】という会社に伺い、ロケット製作ツアーに参加しました。 この会社はリサイクルで使うマグネットを売っているのに、ロケットを本気で作っています。 さらに世界に数台しかない無重力の実験装置を作ってしまうという、すごい企業です。
 
社長の植松さんの講演を聞いて、 ロケット製作ツアーに参加。 そこで生まれて初めて僕はロケットを作りました。
 

 
打ち上げの直前まで、実は心のどこかで僕のつくったロケットはちゃんと飛ばないんじゃないかと思っていました。 なぜなら僕はプラモデルすらまともに作れたことがない人間です。 自信がありませんでした。
 
しかし、
シューッ!という音を立てて発射台から飛んでいくロケット…。
 
そのまま雲ひとつない空にまっすぐ飛んで、パラシュートを広げて降りてきます。 僕はそのときに“こんな自分でもできるんだな”と思いました。
 
誰かに出来ることは僕にだって出来る。そんな自信をもらいました。
 
~つづく~