高校で授業をしてきました

2017.11.2
 

好きなことをやってみようという話

 

 
ゴチソープという石けんを作り始める前、僕がバリバリの美容師として働いていたときの話です。開業1年目の厳しい時期を乗り越え、お客さんに認めてもらって自信を持てるようになった頃。
「自分にはもっと可能性があるんじゃないか?」って気がしたんです。
でも、この先どう自分を変えて行ったらいいのかわからない。僕はそんな“もやもや”を抱えていました。ある日僕は自分に問いかけました。
 
「本当は何がしたいんだろう?」
「何のために働くんだろう?」
「頑張りたいんだけど自分の夢ってなに?」
 
これはみんなが必ず一度は考えたことがあるテーマだと思います。
僕は閃きました。世の中に“お金”がなかったらって考えたんです。皆さんも気づいていると思いますが、お金を稼げば幸せになるわけじゃないと思うんです。「お金の稼ぎ方」ではなく「幸せな生き方」を優先するべきなんだと思いました。
僕は仮にお金が存在しなかったら、人に「ありがとう」と言ってもらえることが好きだなって思いました。だから「ありがとう」がたくさん集まる“好きなこと”をして生きていこうと決めました。
 
あれから数年経った2017年の春、素晴らしい出会いがありました。ゴチソープの“黒米”生産者としてお馴染み、上森米穀店の鳥越さん主催の飲み会で旭川東高校の高橋先生と出会いました。彼は化学の先生で根っからの研究者気質。
 

 
先生「最近は結果が見えないとチャレンジしない生徒が増えているんですよ。」
 
しみ「チャレンジって結果がわからないことを試行錯誤しながら形にする過程が楽しいんですよね。大事なのは結果はどうあれ【まずは好きなことをやってみる】ということではないでしょうか。」
 
先生「それ、生徒に教えてあげてください。」
 
しみ「ええっ!?僕がですか!」
 
 
こんな流れで授業をすることになってしまいました…。
旭川東高校は旭川市でも有数の進学校です。実はこの高校で父が教師をしていました。勉強が得意ではなかった僕が父と同じ教壇に立てるとは、、人生わからないものです。
 
(写真は父の志水アキラが30代の頃)
 
さぁ、いよいよ授業の当日です。北海道とは思えないくらい、とても暑い日でした。蒸し暑い校内で熱く語った題目は、「自分の人生好きなことやりましょう」って話です。話を聞きにきてくれた生徒は将来どの道に進むべきか真剣に考えています。
 
『何かしたいけれど、何をしていいかわからない…。』
 
みんな真剣に悩んでいたんです。
そこで僕が話したことは「お金の稼ぎ方」ではなく「幸せな生き方」について。
 

 
みんなの人生は安定した楽な仕事に就くことやいい学校に入ることではありません。苦労することや親がなってほしい職に就くことでもありません。そもそも、みんな何のために生まれてきたのかって考えたら、好きなことをして幸せだなって思うためだと思います。
 
きっと身近な人たちはみんなのことが大事だから『安定した安全な道』を勧めてきます。でも、その中に自分が好きなことがないから選べないんです。
お金と幸せはイコールではありません。例えば、ユーチューバーやブロガーなど…好きなことが仕事になっている幸せな人たちもいます。
これからの時代は今までになかった色々な働き方や新しい仕事が誕生するはずなんです。だから、みんなの好きなことの可能性は無限大なんです。周りの声にみんなの『好きなこと』が消されないようにしましょう。『好きなこと』ならいくらでも頑張れちゃいますよね。
 
僭越ながら、こんな話をさせて頂きました!
 
 
授業の後、生徒さんと話す時間がありました。その中でも

「僕でも好きなことできますか?」
 
といった質問が多かったです。
あー、なるほど、
きっとみんなは自信がなくて怖いんだな…。
 
僕はこの子たちのリミッター外してあげたいと思いました。
ここで思いついてしまいました。この子たちと一緒に石けんでロケットを作って飛ばそうって。僕が植松電機で生まれて初めて作ったロケットを飛ばしたときのように、うまくいったときの感激を体験してもらいたい。やってみた経験が自信になれば最高です。
 
高橋先生も協力者に加わり、プロジェクトの参加者を募集しました。なんと、18名の生徒が集まったのです。
 
これは…!
予想以上に集まったな…!
 
 
~つづく~