実験は続く

2017.12.5
 

みんなの前で助けを求めること

 
僕はある朝突然思いつきます。アイデアが降ってくるんです。
ゴチソープのときもそうでした。朝起きたら上川の食べ物使った石けんを作ろうって思ったんです。
それから石けんの作り方調べて工場を建てました。
 
自分で言うのも変ですが、もう意味わかんないですよね。
今回はそんなエピソード。
 
それは2017年のお盆のことでした。
 
(…そうだ、墓参り行こう!)
 
僕の思いつきで突然の家族旅行がスタートしました。
 
行き先は道東の小清水町です。
旭川からは車で4時間。
難なく墓参りのミッションを終え、家族旅行だし、観光名所でも寄るか。となりました。辿り着いたのは屈斜路湖に近い、硫黄山という名所です。
 

 
黄色に煙、独特の匂い。
ほー、これが硫黄か…。
看板には硫黄の歴史や、特性が書いてあります。
 
むむっ!
これ燃えるやつじゃないか!?
 
古来から火薬の原料になっていて火縄銃にも使われていたらしい。その頃の僕はロケットの燃料のことで頭がいっぱいでした。燃料を急激に燃やすことには成功していましたが、まだまだ燃料のパワーが不足していたんです。
 
(!!!この硫黄を入れちゃえばいいんじゃないのかな)
 
早速ホームセンターに向かい、畑の肥料で使う硫黄を入手しました。
うんうん、硫黄山と同じニオイがします。前回の処方に硫黄をミックスした特製石けんをいつもの河川敷で燃やしました。
 

 
こ、これは…。
上手くいったのか、いかなかったのか。よくわからない結果になりました。
 
SNSで石けんを燃やす実験を投稿したところ、コメント欄に民間宇宙飛行士の山崎さんがアドバイスをくれました。もっと頑丈な「細い筒」に入れて「圧力」をかけるといいよ!とのこと。さすが宇宙の最前線にいる人だ。色々知っています。
 
(後々よく考えてみると山崎さんは実績もない未知なことをやってる人間に真摯に向き合ってくれました。そんなこと普通はしないです。本当にすごい人だなと思いました。)
 
さて、筒か…。
うーん、何かないかな。
 
SNSを見た高校の同級生が紙の筒を用意してくれました。彼は旭川市内で資材屋さんをやっています。
わあ、SNSって凄い…。
薬の会社や印刷屋さん、みんな廃材や使わないものを持ち寄ってくれました。
 

 
みんなの前で助けを求めることって、少し格好悪いことだったりするんです。でも自分の夢が叶って成功するってすごい格好良いことですよね。僕は格好悪いの先の先に格好良いがあると思ってます。
 
石けんロケットは、もはやいろいろな人を巻き込んだプロジェクトになってきました。ひとりじゃないって感じることがこんなに嬉しいとは思いませんでした。
 
今日もいつもの河川敷で実験。
みんなの知恵と力を借りて作った特製石けんを紙筒に詰め込みました。
 

 
おおー!
ロケットらしくなってきた!!
 
やっと高校生の授業でやれるレベルになったのです。
早く生徒と先生に状況を伝えたい!そのときの僕は数日後の高校との打ち合わせが楽しみで仕方ありませんでした。
 
つづく